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2017夏のフィンランド旅5日目 カイヴォ公園

旅前の週間天気予報ではのっけから1週間雨ばかり、という悲惨なお知らせだったのですが実際はほぼ快晴・たまに曇りという快調ぶり。旅程は計画どおり順調に進んでおります♪

晴れた朝はマーケットへゆきましょう。海沿いのマーケット広場(kauppatori)へ向かいます!さすが夏。こんなにテントがたくさん並んでいて観光客でごったがえす光景は初めて見ました。

ここでもお花が綺麗〜!そしてあちこちのお店でマリメッコの布が普通に使われているのが嬉しいです。おばあちゃんがマリメッコの生地で作ったカバンなどもたくさん売られていました。

こんなかわいい木彫りのオブジェも。くまさん、えさチョーダイポーズだ。

たまたまやってきた楽隊のパレード。青空に映えるフィンランドカラーの制服です。

この広場から歩いてすぐのところに、ヘルシンキ市立美術館を発見しました。入館料が無料というすてきな美術館、潜入してみます。

ロビー。かわいいインテリアです!!ソファもアート!どんぐり型の照明もかわいいです。壁には昔のパッケージラベルなどの印刷物が展示されていて大興奮。イチゴジュースのラベル、かわいすぎる〜

休憩所もあって、ブランコがこのとおりナイスデザインです。どこまでも気を抜かない素晴らしい美術館。子どもが楽しめるようになっています。

展示は「ジェンダーについて」と「ヘルシンキの今昔」展をやっていました。今昔展は常設なのかな。ジェンダーのほうはなかなかに強烈で、一言でいうと「石器時代の秘宝館」笑笑 のような雰囲気のあるフロアもありましたよ。面白いです。ヘルシンキの今昔展もVRで街の様子を体感できるコーナーまであり、これが無料とは素晴らしいです。

ロッカールームもこのとおり、デザインされています。外門にもよ〜くみるとパンチングで人々が描かれていますよ。次回は併設のカフェにも行ってみたいです!

ヘルシンキ市立美術館を思いの外みっちり楽しんだ後はマーケット広場に戻り屋台でランチを食べました。小魚のフライ、おいしかったなあ。

お腹を満たした後は、楽しみにしていた公園でのピクニックに向かいます。屋台で出店していた有名なパン屋さん「エロマンガ」でカニパン(と勝手に呼んでいるブタの形したフィンランドのジャム入りドーナツ)やルバーブのパンなどを買って「カイヴォ公園」へ。海岸沿いに歩いてゆきます。

わあ〜緑だらけ、花だらけ!!なんと美しい公園でしょ。フィンランドの花はなんだか慎ましやかで、野の花って雰囲気なのがいいですね。

小高い丘を登っていくと、小さなかわいい天文台があります。そこからさらに階段を上がるとぐるり360度、海とヘルシンキの街が見渡せる公園です。海沿いまでさらにいくと、映画「かもめ食堂」に出てくるカフェ・ウルスラもあります。

1番高いところに立って海を見ながらヨガするお姉さん。ここでやると格別でしょね〜

見上げるきもち、わかるわかる〜〜!この公園全体、とっても気持ちよいのです。3時くらいだったけど、ピクニックにやってくるメンズ2人組やファミリーもいました。

公園から、アパートまでの間にはfredrikinkatuという雑貨屋さんやカフェなどが立ち並ぶ通りが南北に通っていて「カウニステ」や「ヨハンナグリクセン」「PINO」など立ち寄りたいお店がぎゅっと集まっています。

日本人の方がされている、「Common」というmade in Japanのおしゃんな雑貨を扱うお店もあります。ヘルシンキの人々に日本の良き物が伝わって使ってもらえるって嬉しいなと思いました。

キャンディショップとカウニステのディスプレイ。

ぶらぶらしているとすぐにアパートメントに着きました。ほんといい位置にアパートあります。

最近ヘルシンキのいろんなところにできているムーミンカフェがアパートの近くにもあるというので行ってみました。…が、なぜか本日17時で閉店とのこと。中には入れず。

でも、閉まっていたおかげでいいことを思い出しました。ここから歩いてすぐのところに大きな墓地があるのです。あの、アルヴァ・アアルトもこの墓地のどこかで眠っておられるというのを何かで見たことがあったのでした。早速行ってみることに。

ここが、もう…すんばらしい場所だったんです。ヒエタニエミ墓地。溢れる緑と木漏れ日。その中にずらりと並ぶ墓石の美しさ!!

フィンランドデザイン…お墓まで…と。日本の墓石、完敗…。墓石に対して、このような見方は罰当たりかもしれないけれど、刻み込まれたフォントや墓石自体のデザインが美しいのです。私はお墓いらないけど、どうしても入らなければいけないというならばこのようなお墓が良いです、と思いました。どのお墓もきちんと供養されていて、お花が溢れていました。

広大な敷地内でアアルトさんやトーベヤンソンさんのお墓を探すのはなかなか大変。見つけられず、もう帰ろうとした時、発見しました。有名人エリアに、アアルト&タピオウィルッカラのデザイナーおふたりのお墓を!!

感激。手を合わせ、「すてきなデザインを残してくださってありがとうございます」とお伝えしてきました。

夜にはちょっと怖い場所であるはずの墓地が、まるで憩いの場。すごいなフィンランド!滞在中、また来よう、と皆満足して帰宅。

今日の夕食はスーパーで買った小魚とおいもを揚げたのとトマトソースのタリアテッレ。どちらも大変おいしゅうございました。

明日は土曜日。蚤の市と、お隣の街・ヴァンターへの遠征&農場訪問です!

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